自動で方向ブラー,放射ブラー,回転ブラーをかけるスクリプト
自動的に回転ブラーをかけるためには,モジュールが必要です.以下の回転ブラースクリプトをダウンロードしてください.
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回転ブラースクリプト (ティム氏)
動作確認バージョン: V2 (更新日: 2023/10/28)
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RotBlur_M (Mr-Ojii氏)
動作確認バージョン: r13
また,v1.2.0よりMr-Ojii氏のDirBlur_Mに対応しました.
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DirBlur_M (Mr-Ojii氏)
動作確認バージョン: r1
ダウンロードしたフォルダ内にある, .dll
ファイルまたは .lua
ファイルを使用します.何も設定していない状態でこれらのモジュールが読み込まれる場所は以下の通りです.もし,この場所以外に配置する場合,設定ダイアログの"Mod Path"でパスを指定してください.
- exedit.aufと同階層
- scriptフォルダ直下
- AutoBlur_K.anmと同階層
- 同梱の
.anm
ファイルをscript
フォルダまたはその子フォルダに入れる.
- 同梱の
.anm
ファイルを導入したフォルダから出す.
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sAngle (Shutter Angle)
ブラーの長さを指定する.
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sPhase (Shutter Phase)
ブラーの位置を指定する.
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Display Original
ブラー前のオブジェクトを表示する.
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Consider Script
スクリプトによる変化を考慮する.
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各ブラーの有効無効
略称の意味は以下の通りです.
- Dir Blur: 方向ブラー
- Rad Blur: 放射ブラー
- Rot Blur: 回転ブラー
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Relative Path
ブラーモジュールのパスを相対パスにするかどうかを指定します.基準はAutoBlur_Kのある場所です.以下の順で設定します.
{DirBlur, RotBlur}
true
または1
で有効,false
または0
で無効です.tableにせず直接値を1つだけ入力すると回転ブラーの設定として解釈します.
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Mod Path
ブラーモジュールのパスを指定します.以下の順で指定します.
{DirBlur, RotBlur}
例
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"..\T_RotBlur\?.dll"
autoblur_kのあるフォルダより1階層上のフォルダ内にあるT_RotBlurフォルダの中にあるdllファイルという意味.
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"..\rotblur_m\?.lua"
autoblur_kのあるフォルダより1階層上のフォルダ内にあるrotblur_mフォルダの中にあるluaファイルという意味.
DirBlurのパスがnilの場合,外部モジュールを使う機能はOFFになります.
tableにせず直接値を1つだけ入力すると回転ブラーの設定として解釈します.
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Param ブラーモジュールに渡すパラメータです.以下の順で指定します.
{DirBlur, RotBlur}
方向ブラーに渡すテーブルの意味は以下の通りです.
{quality, ignore_out, reload}
回転ブラーに渡すテーブルの意味は以下の通りです.
{type, param1, param2, ...}
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type: モジュールタイプ
指定する数字によってモジュールを切り替えます.1がティム氏の回転ブラー,2がrotblur_mです.
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ティム氏の回転ブラーの場合
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param1: 角度解像度ダウン
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param2: 高精度表示
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param3: 高精度出力
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RotBlur_Mの場合
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param1: quality
-
param2: reload
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有効無効に関するところは
boolean
またはnumber(1 or 0)
のどちらでもかまいません. -
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Keep Size
サイズ固定するかどうか指定します.
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Amount
ブラーの長さの微調整用.
ここで設定したブラー長さはシャッターアングルでの長さ調整とは異なり,シャッターフェーズなどによる位置調整の影響を受けません.
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v0
初速度を指定します.ここをうまく設定すると0フレーム目にもブラーがかかります.2番目以降は自動計算が使えない場合のみ使用します.
{auto_calc, vx, vy, vzoom, vrz}
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auto_calc: 自動計算の有効無効
trueで有効,falseで無効です.
この自動計算機能はconsider scriptが無効の場合に使えます.
0, 1, 2フレーム目のデータをもとに加速度を計算し,そこから-1フレームから0フレーム間の変位を計算します.
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vx: x方向の初速度 [px/s]
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vy: y方向の初速度 [px/s]
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vzoom: zoom方向の初速度 [%/s] (z方向は s1 = s0 *
焦点距離
/ (z -カメラのz座標
) のように遠近法を用いた見かけのサイズの変化量になります.) -
vrz: rz方向の初速度 [deg/s]
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LICENSEファイルに記載
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v1.2.0
- DirBlur_Mに対応
- ダイアログの設定方法を変更 (PF互換性あり)
- カメラの計算ミスを修正
- エラーをフレームバッファに描画
- コード整理
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v1.1.2
- シャドー (カメラ制御)下において同一フレームにてグローバル空間に保存するテーブルが書き換わる問題への対策
- カメラ制御下ではカメラの焦点距離でブラー計算を行うように変更
- 初速度計算でsPhaseの影響を受けていなかった問題を解決
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v1.1.1
- グローバル空間に保存するテーブルにレイヤー情報を追加
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v1.1.0
- RotBlur_Mに対応
- v0の指定機能を追加
- z方向の計算間違いの修正
- マジックナンバーの削除
- コードの整理
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v1.0.0
- release